この記事は主にレオパードゲッコー、ニシアフリカトカゲモドキについて書いています。
ベビーからお迎えしたけど、給餌頻度はどうしたらいい?
いつからがヤング?
温度や湿度は一緒でいいの?
成長期別のお世話の仕方が知りたい!
そんなお悩みはありませんか?
私はベビー、ヤング、アダルトどの成長期からも飼育してきました。
成長期別で注意する点が変わります。
今回は成長期別の飼育の仕方を解説していきます!
どの成長期から飼育するのがベストか知りたい方はこちら
成長ステージ別の飼育方法について
ベビー
特徴
孵化から1ヶ月までをベビーとしています。
性格は繊細で神経質です。
飼育環境
適切な温度と湿度が保てるなら小さめのケージでも問題ありません。
アダルトよりもよりこまめな管理が必要です。
床材は湿度が保ちやすいヤシガラやソイルが良い。
誤飲が心配な方はキッチンペーパーもおすすめ。
ウェットシェルターの水は溺れない程度にしておきましょう。
飼育温度と湿度
レオパ 温度は低温部分25〜28℃ 高温部分30〜32℃ 湿度60〜80%
ニシアフ 温度は30℃前後。ケージ内の湿度は70〜80%とやや多湿にします。
給餌頻度
毎日または1日おきに、カルシウム剤をまぶしたSS〜Mサイズコオロギを食べるだけピンセットで与えます。
生き餌の場合はピンセットで頭を潰し、足を取り除いたものを与えます。
頭を潰すことでコオロギが生体を噛むのを防ぐことができます。
食べる大きさは生体の頭の大きさ程度なら食べることが可能です。
頭よりも大きいと消化不良にもつながるので与えないでおきましょう。
糞がしっかり出ていることを確認しておくことが重要です。
ヤング
特徴
孵化後1〜3ヶ月までの子をいいます。
体長は役12〜15cm
まだ尻尾も細目ですが、体長が伸びてきているでしょう。
性格も神経質さは少しありますが、個性が出てきだしているところ。
飼育環境
ベビーと同様で大丈夫ですが、ケージは体長の2〜3倍の大きさにしましょう。
床材は湿度が保ちやすいヤシガラやソイルが良い。
誤飲が心配な方はキッチンペーパーもおすすめ。
飼育温度と湿度
レオパ 温度は低温部分25〜28℃ 高温部分30〜32℃ 湿度60〜80%
ニシアフ 温度は30℃前後。ケージ内の湿度は70〜80%とやや多湿にします。
給餌頻度
2〜3日に1度、SM〜Lサイズのコオロギを食べるだけ与える。
頭は潰してカルシウム剤をまぶしてピンセットで与えます。
足は取らなくても大丈夫です。
放し餌でも食べる子も出てきますが、放し餌にするとピンセット給餌で食べなくなる可能性があります。
サブアダルト
特徴
孵化後3〜8ヶ月、体長は15〜18cmほど。
尻尾もふっくらとしてくるころです。
性格もはっきりするようになります。
飼育環境
ケージのサイズをアダルトで飼育したいサイズに変えていきます。
レプタイルボックスがおすすめ。
もっと安く、小スペースにしたいなら100均のシューズケースに穴を開けて使うのもおすすめです。
飼育温度と湿度
徐々にアダルトの適正温度と湿度に寄せていきます。
レオパ 高温部分30℃前後 低温部分25℃前後 湿度50〜70%
ニシアフ 高温部分30℃前後 低温部分27℃前後 湿度60〜80%
給餌頻度
3日に1度くらいのペースでM~LLサイズのコオロギを与えます。
食べる餌の量は食べるだけ食べた場合は餌をあげる間隔を開けます。
個体の様子を見て給餌頻度を変えましょう。
アダルト
特徴
孵化後8ヶ月以降 体長は18〜25cmほど。
体格もガッチリ、骨がしっかりした感じになります。
四肢も力強くなっています。
飼育環境
レプタイルボックスがおすすめ。
レイアウトにこだわるのも
動き回れるスペースを確保しましょう。
飼育温度と湿度
レオパ 高温部分30℃前後 低温部分25℃前後 湿度50〜70%
ニシアフ 高温部分30℃前後 低温部分27℃前後 湿度60〜80%
給餌頻度
給餌頻度が少なくなります。
1週間に1〜2度のペースでM〜LLサイズのコオロギをカルシウム剤をまぶしてあげます。
尻尾にたっぷりの栄養を貯められるようになり、健康なアダルトだと1ヶ月間水だけでも生きられます。
成長期別の注意点
ベビー
温度と湿度に注意が必要。
温度が低いと消化不良になり、吐き戻しを起こす可能性があります。
吐き戻しが癖になり、拒食になってしまう可能性もあります。
吐き戻しが起きた場合は、無理に食べさせず、数日開けてから食べさせましょう。
5日以上の拒食は危険です。
病院に連れていき、強制給餌に切り替えます。
自切にも注意しましょう。
ベビー期はとても繊細です。
大きな音や振動でも自切してしまう子もいます。
自切してしまったら、患部を清潔に保つためにキッチンペーパーで管理するようにしてください。
アダルト
アダルトになると給餌頻度は落ちます。
余分な栄養をとり続けると肥満につながります。
月齢を重ねた老体は代謝が落ちてきているため脱皮不全になりやすいです。
温度と湿度管理を徹底しましょう。
まとめ
ベビーとヤングの温度と湿度は同じで大丈夫。
餌の頻度はこまめに食べるだけ与えます。
糞がしっかり出ているか確認しましょう。
サブアダルトになれば食べる量が増えて体もしっかりしてきます。
アダルトは餌の量に注意しましょう。
肥満になると肝臓に影響がでます。飼育下の寿命が短くなる原因です。
床材についてはこちらで掲載しています。