爬虫類飼育の楽しさの一つに餌やりがあげられます。
私自身、飼育しているヤモリたちに餌をあげる時がとても楽しいです。
普段はニシアフリカトカゲモドキに冷凍コオロギを与えていますが、仕事で遅くなってしまった時はヤモリたちに早くご飯をあげたいのでペーストのフードを与える時があります。
ペーストだと解凍する時間も短縮されてとても楽にご飯をあげる事ができます。
よく使っているのが株式会社ジェックスから販売されているトリプルバグペーストです。
1回の分量でパウチされていて、衛生的で使いやすいです。
個体によっては食べないこともあるが、ぎょぴ家では6匹ともしっかり食べてくれます。
本記事ではトリプルバクペーストの栄養素について解説し、特徴を紹介した後、トリプルバグペーストをレビューしていきます。
トリプルバグペーストの特徴
品名 | 爬虫類用フード |
成分 | タンパク質 12.0%以上 脂質 2.0%以上 粗繊維 2.0%以下 灰分 3.0%以下 水分 81.0%以下 カルシウム 0.7%以上 |
原材料名 | アメリカミズアブ幼虫、ヨーロッパコオロギ、フタホシコオロギ、炭酸カルシウム、増粘多糖類 |
3種類の昆虫の栄養が取れる
トリプルバグペーストにはアメリカミズアブの幼虫、ヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギの3種類の昆虫が配合されています。
- アメリカミズアブの幼虫
カルシウムの含有量が多く、高タンパク質な昆虫です。
カルシウムとリンのバランスが2:1で爬虫類の体作りに最適です。
アメリカミズアブの幼虫の栄養価はタンパク質、脂肪、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウムで構成されています。タンパク質が50%と高タンパク質な昆虫です。
参考:https://makenew.panasonic.jp/magazine/articles/078/
- ヨーロッパイエコオロギ
ヨーロッパイエコオロギの栄養価はタンパク質、脂質、炭水化物、灰分、カルシウムで構成されています。
灰分はミネラル分です。カルシウム、鉄、ナトリウム、リン、カリウムなど。
- フタホシコオロギ
フタホシコオロギの栄養価はタンパク質、脂質、炭水化物、灰分、カルシウムで構成されています。
灰分はミネラル分。カルシウム、鉄、ナトリウム、リン、カリウムなど。
それぞれの栄養がトリプルバグペースト1つで取れます。
常温保存可能
冷凍コオロギは冷凍庫が必要で、生き餌だと管理が大変。
その点、トリプルバグペーストは常温保存なので管理が楽です。
常温保存できるので、災害時に使えて便利!災害時は冷蔵庫も使えない事がほとんど。餌の確保は常温保存以外は難しいです。
トリプルペーストバグなら1回分ずつ入っているので、新鮮で衛生的に与える事ができます。
もし開封して生体が食べない場合でも無駄になるのは1回分のみで済みます。
常温保存だと手軽に餌を与えられて、時短になる!
解凍する手間もなく、簡単に与える事ができます。
硬めのペーストで与えやすい
ペーストと言うと水っぽかったり、べちゃつくイメージがありますが、トリプルバグペーストは硬めでしっかりした弾力があり、ピンセットで取りやすいです。
硬めですが、ボロボロと落ちてしまうこともない。
ヤモリたちもとても食べやすそうにしていました!
トリプルバグペーストの与え方
トリプルバグペーストは1回分ずつパウチになっています。
パウチの内容量は5gです。
トリプルバグペーストの与え方は簡単!3ステップであげることができます。
切って、押し出して、ピンセットであげるだけ!
まずはパウチの上部分に切り込みがあるので、手で切り取ります。
パウチからペーストを押し出して、一口分ずつピンセットで取って与えましょう。
犬猫のチュールのように直接与えたいところですが、口を傷つけてしまう可能性があるので推奨されていません。
もし残ってしまった場合は冷蔵で保存し、当日中に使い切るようにしましょう。
食べこぼしたペーストは、床材と一緒に食べてしまう恐れや、放置するとカビの恐れもあります。
食べこぼしは必ず取り除くようにしましょう。
置き餌で与えるさいは餌皿などを使って床材を誤飲させないようにしてください。
カルシウムが配合されているので、カルシウムの添加は不要です。
トリプルバグペーストのレビュー
添加物が少ない
添加物は炭酸カルシウムと増粘多糖類の2つのみです。
あとは昆虫の成分のみで構成されています。
添加物は2つ。とてもシンプルですよね。
人が食べるものでもたくさんの添加物が入っており、添加物は少ない方が良いとされています。
- 炭酸カルシウム
炭酸カルシウムはカルシウムの含有量が40%と高いので添加量が少量でもカルシウム強化の効果が得られます。
不溶性なので味に影響が少ないところも添加物として有用される理由です。
爬虫類はとても嗅覚が良いです。
炭酸カルシウムならカルシウムも摂取でき、味も風味も昆虫感を損なわずに与える事ができます。
- 増粘多糖類
増粘多糖類は果実由来、豆由来、微生物が作りだすものがあり、複数使用した場合、増粘多糖類と表示されます。
増粘多糖類は内容物を固めたり、均一化する働きがあります。
ペースト系の餌は分離しやすいのですが、私が使用したトリプルバグペーストには分離はありませんでした。
硬めのペーストで与えやすくなっているのは増粘多糖類のおかげです。
また、食感をよくする作用もあります。
すぐに与えられて食いつきがいい
パウチを切って、押し出して、ピンセットで与えるだけの3ステップで与える事ができます。
飼い主が疲れていたり、体調を崩してしまって餌を与える気力もない。
なんて時もありますよね。
そんな時にすごく助かるのがトリプルバグペーストです。
簡単に与える事ができても食いつきがよくないと、結局違う餌を与えることになってしまいます。
しかし、トリプルバグペーストはとても食いつきがよいです。
普段は冷凍コオロギを与えているのですが、たまにトリプルバクペーストをあげると喜んで食べています。
ピンセットから落としてしまったことがあって、その時は床材のキッチンペーパーまで一緒に食べそうになっていてヒヤッとしました。
それくらいがっついて食べます。
昆虫成分がたっぷり入っていて、添加物も少なく、簡単に与える事ができ、食いつきがいい!といい事づくめな商品です。
トリプルバグペーストはこんな人におすすめ
「生きている昆虫が苦手な人」「時短に済ませたい人」「栄養を与えたい人」におすすめです。
トリプルバグペーストは生きている昆虫が苦手な人でも簡単に餌をあげることができます。
また通常日本でよく使用されているコオロギだけではなく、アメリカでは餌としてメジャーなミズアブの幼虫が配合されています。
トリプルバグペーストのレビューまとめ
トリプルバクペーストをレビューしました。
手軽に与えられて、栄養も取れるところが魅力。
トリプルペーストバグは常温保存ができるので、時短で餌やりがしたい場合や、災害時にも重宝します。
保存食として常備しておくとお世話がとっても楽になります。